
留年してしまって大学中退を悩んでいるあなたへ。退学か継続か、とても重い選択ですよね。
もしかしたら今にも押しつぶされそうな状態かもしれませんね。
わたしも大学を4年留年し、中退するか続けるか本気で悩み苦しんだ経験があります。
わたしは何とか奮起して卒業する道を選びましたが、あの時に辞めていたとしても不幸になっていたとは思いません。
この記事があなたの選択のヒントになれば幸いです。
中退したときのメリット・デメリット
まずは中退を選んだらどんなメリット・デメリットがあるのか見ていきましょう。
中退したときのメリット
大学に時間を割かれなくて済む
辞めるので当然です。講義も試験も関係ありません。あなたは無敵です。
やりたいことに存分に時間を使うことができます。
人間関係や面白くない大学生活に悩まなくて済む
大学が面白くなかったり、人間関係に悩んでいる人には凄まじいメリットです。
学費の負担がなくなる
辞めるので当然ですね。ただ、奨学金を借りていた人は返済が始まります。
どうでしょうか。正直、メリットらしいメリットはあまりありません
。辞めた後の時間をいかに有効活用できるかがポイントになるでしょう。
中退したときのデメリット
続いて中退のデメリットを見ていきましょう。
最終学歴が高卒になり就職には不利
もはや言うまでもないですね。
高卒の人と比較して就職しやすかというとそんなことはありません。
同じ高卒なら若いほうが良いと考える会社もありますし、大学に進学して学んでいたことをアドバンテージとしてとらえる企業もあります。
企業の考えの問題もありますが、中退理由の伝え方のほうが重要なので就職先を探す際は、十分に注意してください。
奨学金を借りていた人は返済が始まる
返済猶予制度もありますが、減額されるわけではありません。
返済が滞ると保証人に一括で請求がいくのできちんと返していきましょう。
中退しなかったときのメリット・デメリット
では逆に中退しないという選択をした場合はどうでしょうか。
中退しなかったときのメリット
卒業できれば「新卒」という唯一無二の称号を手に入れられる
新卒でしか入れない会社も存在するほど新卒という称号の持つ力は大きいです。
ストレート卒業生と同じというわけにはいきませんが、挽回することは十分に可能です。
苦難を乗り越えた経験が人生の財産になる
留年で中退を悩むような状況から、立ち上がるのはかなり気合がいります。
生半可な覚悟ではできないでしょう。
しかし、卒業を成し遂げたあなたはこれからの人生で同じような状況にあっても立ち上がることができるようになります。
中退しなかったときのデメリット
新卒とはいっても就活は楽ではない
「なんで留年したんですか?」
私はこのセリフが夢に出てくるほど悩みました(嘘です)
この質問を突破しない限り就職はあり得ないので死ぬほど考えましょう。
学費が余計にかかる
奨学金を借りていた人は支給が止まります。
進級すれば再開する奨学金もありますが、少なくとも1年分の学費を工面しないといけません。
教育ローンという選択肢もありますが、奨学金に比べて利息が高いです。
また、「借主は親」「返済が借り入れた翌月から始まる」など負担が大きいのも事実です。
留年すると時間が余り気味なのでアルバイトして学費を稼ぐといいかもしれません。
ちなみにアルバイトは就活の対策にもなります。
苦労して卒業したからといって成功が約束されるわけではない
新卒はあくまでも資格でしかありません。
転職の際は学歴をあまり重視しないことが多々あります。入社してから何を成すかが大切です。
ただ、これは学歴がどうであれ挽回するチャンスがあるということでもあります。
あなたの留年(中退)理由は?
さて、ここからは留年の理由別にアドバイスしていきます。
まず留年して中退を考える理由は大きく分けて3つに分けられます。
1.学業不振
2.就職
3.学校生活不適応
どれか一つの理由で留年するというよりは複合的な理由であることが多いです。
1.学業不振で中退を考えている
単に学業不振といってもいろいろなタイプがいます。
学業以外に注力して留年するタイプ
私が留年した理由はこれでした。
私のように他のことに気を取られてついていけなくなった場合は卒業を目指すことをおすすめします。
自堕落な生活から抜け出せない人は、どこかで歯止めをかけないとズルズルいってしまします(わかっちゃいるけどなかなかやめられないんですよね汗)
そういう人は逆に、本気でやばいと思うまで最高に自堕落な生活をしてみるといいかもしれません笑
最高の快楽生活ですが、後からどんどん危機感や恐怖が追いかけてきますヒェ(来ない人は試合終了です)
また、自分でビジネスを立ち上げてやっていくような人でも、いつかどこかで大卒であることが役に立つかもしれません。
もらえるものはもらっておきましょう。
まじめに学んでいるけど授業についていけないタイプ
批判を恐れずに言わせてもらうと、このケースで悩んでいる人は、勉強効率が悪いことが多いです。
大学の授業の質は教授によってピンキリで、ひどいとクラスの全員が意味不明な状態で講義が進んでいることもあるのです(知らんけど)
誰が聞いてもわからない授業を理解しようとしても時間の無駄。
つまり何が言いたいかというと「単位を取得すること」と「授業を理解すること」は別だと割り切りましょう。
単位を取るのに必要なのは、出席日数と試験の点数です。
そこに理解は不要なので一心不乱に暗記しましょう。
さらに、意味不明な教授のテストは先輩も同じ苦労をしていることが多く、過去問対策プリントなんかが出回っている可能性が高いです。
全力で入手してください。
社会にでると理不尽なことばかりです。
まじめは悪いことではありませんが、効率よく物事に対処することを覚えないと社会人になっても苦労するかもしれませんよ。
「俺は大丈夫」と謎の自信があるタイプ
欠席回数は許容限度まで使って当たり前。
出席採らない講義は基本的に参加しない。口癖は「まだいけるっしょ!」
たまにほんとに行けちゃう人もいます笑
こういう人は自分で痛い目を見ないと気付きません。
効率よくという意味では間違っていないので自分を試したい方はどうぞ。
2.就職するために中退を考えている
就職をきっかけに中退する人は、自らの意思で就職するか否かで状況が180度変わります。
家庭の事情で就職しないといけない
家庭的な背景から就職しないといけない人は、納得がいかない部分もあるかもしれませんね。
ただ、一時的な理由であるなら休学という選択肢もあります。
復帰後にまた勉強についていくのは大変ですが、悩む価値はあるでしょう。
やりたい仕事が見つかった
素直に応援したい気持ちもありますが、もう一度よく考えてみてください。
その仕事は本当にやりたい仕事ですか?
大学から逃げるための言い訳ではないですか?
大学を卒業してからじゃできないことですか?
私もカフェのバイトにかなりのめり込み、大学を中退していたらおそらくそのままカフェに就職していたでしょう。
カフェに就職していたとしても不幸な人生になっていたとは思いません。
しかし、カフェへの就職は大学卒業してからでも遅くないと奮起して卒業することができました。
よく言う「ここで逃げたら、次からも逃げるようになる」とは思わないですが、逆境に打ち勝って卒業した経験は人生の糧になりますよ。
3.学校生活不適応で中退を考えている
わたしが一番気を付けないといけないと感じるのが、ここにカテゴライズされる人たちです。
教授や周りの学生との人間関係が原因で学校に行けないような場合、無理していくことで今後の人生に悪影響を及ぼしかねません。
精神疾患を患い、一生付き合っていくことになるくらいなら中退してしまったほうが良いと思います。
辞めたって死ぬわけではないし、高卒扱いでも仕事はたくさんありますから。
しかし、現実にはそんな簡単に中退を決めることはできませんよね。
ここまで育ててくれた親への罪悪感
いままで通った時間とお金が無駄になってしまう
留年してしまった自分への失望
いろいろあると思いますが、正直そんなもんどうでもいいんです。
あなたが壊れて未来を棒に振ることに比べたら些細なことです。
周りのサポート受けながら何とかなりそうなら卒業を目指すべきですが、心が無理だと感じているなら即刻逃げてください。
この世の中にあなたの居場所はいくらでもあります。
まとめ
いろいろな中退理由についてアドバイスを書いてきました。
どのような決断をくだすのも簡単ではありません。
ただ、5年、10年と時間が経った時に、あの時の選択は間違ってなかったと思えるよう最後まで考え抜いてください。
そして、決めたらブレずに進んでいきましょう。
自分ではどうにも判断できないという人はツイッターからでも連絡ください。
相談に乗りますよ。
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